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うららぼ(#91)【姫路麗】

プロボウラー姫路麗が発信するトーク番組『うららぼ』。第91話では、「第49回全日本女子プロボウリング選手権大会」の優勝決定戦について振り返ります。
それでは今日も喜びの余韻そのままに、決勝戦を振り返らせていただきたいと思います。
まず、
1ゲーム目の優勝決定戦は、準決勝で7ゲーム以上投げていた、
外からのクロス、曲がるボールでっと思ってました。
例によって5枚目だったり6枚目だったりあったんですけど、
やはりテレビ決勝のレーンて、ライトがすごい照ってるんですよ。
横からレーンに向けて、私たちに向けて、後ろからも。
だからか、だいたい遅くなっている傾向にある。
この29-30Lも、準決勝の9ゲームで使ったレーンなので、他のレーンと同じと思えば、
さっきまでと同じ流れで行けると思ってたんです、リメンテもなかったし、でも、
この決勝迎えるまでの4位決定戦、3位決定戦の待機レーンが15レーン16レーンになったんです、こちらも使用したレーンなんですけど、そこは5枚目や6枚目を
パラドックス・ブラックで使えたのに、ここのレーンは使えない、7枚目を、しかもパラドックス・ブラックより
少し手前が行くスーパーゲートを選択したんですね。
スーパーゲートにしたのはその6球で、
迷ってたので、パラドックス・ブラックで行きたかった、それまで良かったから。
でも噛むような気がする、で、時々、その準決勝ゴールド・リボルトも出てきてたんですよ、ゴールド・リボルト
のが緩い、ので。で、ゴールド・リボルトも投げてみたけど、ちょっと緩すぎる、その中間にちょうどスーパーゲートがあったので、
この決勝戦は、スーパーゲートで優勝ボールとなってるんですけど、
でもあの全部30と24… 9、31ゲームか、予選12ゲーム+12ゲーム、準決勝
9ゲーム、31ゲームの中で、
スーパーゲートが出てきたのは、ただ1回、この1ゲームだけなんですよね。
うーん、複雑なんですけど、もちろんこれも大切な戦力、
これがなければ、ここでの240がなかったわけですから、チームの一員ですけれども、
でも3日間通して1番投げる回数が多かったのは、パラドックス・ブラック。
その次が
レッド・レンジャー。
それから意外だったのが、アブソリューション・プラチナム。
随分前のボールなんですけど、
去年も全日本の東大和でアブソリューション・プラチナムが当たったんですよね、それで今回、
持ってきたら、それで299点も出ましてね、確かショートコンディションだったんですけど、
2日目のね。
プラチナムも爆発的な活躍が
3ゲームくらいはあったんですけど。
でもその、比較的冷静にこの1ゲームを
レーンコンディションを読むということに、集中できた結果かなと思います。
やはり16回目、優勝決定戦に行ったのは、
倍以上あるから、35回ぐらいあるのかな?の中で、
己を知ってきたのかなっていう、
ちょっと嬉しさと、安心感がありますね。
私は本当に緊張しぃなので、この時も手が震えてて、ほんとに。
なんで震えるか分からない
んですよ。
けど震えるんです、手が細くこう。
で、体にもすごい力が入って、汗をすごくかいて、今も
ちょっと汗かくんですけど。
だから普通に投げればいいんですけど、普通に投げられない状況がなぜか訪れるの自分に。
普通に投げたいよ?
でも震えて汗が止まらなくて体がもうこうなって動かないわけですよ。
その中でやらなくちゃいけないっていう試練?
それでも、何回も経験させてもらうことで、
比較的冷静に、レーンコンディションと向き合えましたね。
だから突然、スーパーゲートが出てきたんだと思うんです。
私今まで、
あのー、
過去15勝は、ABSさんのボウルでしか優勝したことなかったんですね、契約も11年させて頂いたので、
なので、
一応優勝ボール、最後の1ゲームを決めたのがABSのボールじゃなかったっていうのが、初めてだったんですよ。
だから、それもまぁ複雑で、ほんとうれしいという気持ちもありますし、これからまあ、今年フリーになったので、
フリーというか、今年、フタバ・プロショップ・オンラインさんとの契約に
なりまして、プロショップとの契約ということですね、だからフリーとしてメーカーは何でも使える
ようになりましたから、それが不安だった、今までと違うという変化への不安
を今回でクリアーにしたんだっていう風に、
思えるかなぁとも思います。
やはり1ゲームマッチで勝つには、
300点。
私がこの決勝戦に臨む前に覚悟していたのは、お互いに300点を出して、その後でワンショットプレーオフになるって
それを想定して挑んだので、
いまターキーで、これ 4th目が、確か来なかったのかな?10ピンだったんだと思うんですけど、左のレーンが
パーフェクトを狙ってたので、少し残念でした。
またあのー、2012年の全日本での
優勝決定戦、再優勝決定戦でしたけどね、パーフェクトが生放送でスカイAで観て
いただいてたので、みなさまからも、もう一度あんなゲームをという期待を頂いてましたから、
私自身もね、そんなことできるかなんて、できないんじゃないかなっていうのが正直本音ですけれども、でもそこを目指して
という思いもありましたので、
本当
パーフェクトを目指し投げてました。
本当に、狙っている所に投げるっていう事だけが難しいんです。体が。
さっきも言いましたけど、
だからなんか、
対戦相手の、後輩のみんながね、普通に投げているように見えるんですよね。だから実際私も普通に投げてるように見え
るって言われるから、私から見たら全然違うんですけど、もうカッチカチやんてなってるんで、私からみたら、あらららららってなってるんですけど、でも他の人から見たらなんか
いつも通り投げてるっていう風に見えるそうなのでね、私も後輩たちがいつもこうリラックス
して投げてるように見えるんですけどね、そうじゃないのかも知れませんよね、実際には。
本当にあの、前に、
比較的狙い通りに投げられた喜び、が半端ない。
投げられないんだから普通だったら私。
久保田彩花ちゃん、これアキュロール5なんですけど、
あの今年の初めにね2連勝した
50周年記念と宮崎
プロアマオープンでも活躍したボールだったんですよ。
私もね、便乗して今回持ってきたんですけど、
彩花ちゃんとその話しました。
あの彩花ちゃんが、アキュロール5がすごく合っていたのを見ていましたし、
で、あの、
他の方からアドバイスもいただいてね、
アキュロール5、今回の全日本のレーンに合うんじゃない?ってだから彩花ちゃん、
合うかもよ?っていうのを事前に聞いてたんですよ、だから、あの、
自分も急遽アキュロール5と、それからね、ショートコンディションに対応したくて
ピュアライン?
ピュアロール!
ピュアロールっていう赤いウレタンなんですけどウレタンも、滅多に挑戦しない
んですけど今回用意し
してきましたねー。
ビビりまくりながらここへ。
挑んでました。
私、今回ボール登録したの18個かな?
でも会場に持って入ったのは、えーと、予選は大勢いらっしゃるので
6、7、8、9、10個。
それでも多いですね、普段は6個規制が多いので、
10個、持って入らせてもらっていました。
あの東大和グランドボウルさんがボールの制限なく置かせていただいたので、
そのスペースを作ってくださったおかげで、本当にコロコロボールをチョイス、チェンジ
できまして、そのおかげで各ゲームを凌げたという、理由のひとつですね。
レーンコンディションを事前に発表があるので、自分ももう手にしてたんですけど、
それを見たり人から話を聞いたりして対策を練って練って練っていくんですけど、当日全然違うことになるんですよ。
私が変わるから。私がいつも通りじゃなくなるので、
で、前日練習もしたんですっ。
前日練習でも、
まああの
ボール検量の前後だったので、朝9時から前日練習できる
メンテをしてもらっている状態でいうと、もうみんなが練習し終わった最後の方だったから、こんな状況にはならないのかもしれないなと思いながらも練習したんですけど、
でもその時と、やっぱり感じ方が違うんですよね。
私いつも計算しないんですけど、この7フレ8フレ投げる前、計算しました。
彩花ちゃんが全部持ってきて210点か、ていうのが見えたんですよね。
でも自分自身はここからもし全部オープンにした場合、何点になるのかが計算できなくて、
いや、そんなことどうでもいいかなと思って、そんなことどうでもいい、とにかく今だし、
ちゃんと投げてと思ったらこれ、スプリット出るんですよ
どこで見てるのかなボウリングの神様、私のことをと思いました。
今一瞬、それまでは、そんなスコアのことを計算とか相手のこととか見ずに本当に自分の
投球だけに向けたのに一瞬ね、ふと、オールウェイで210点か、私はどうなるのかなんて思ったら、こういうことになるのね、
怖いねぇ。
他の事考えたらあかん!
やっぱり、投球動作、集中ですね、その、スパッとに向けて私今だったらもう7枚目を真っ直ぐ立つより1枚
クロス。
でこう、イメージもあるんですよ、
ちょっと言葉では言い表しにくいんですけど、スーパーゲートで、
何て言ったらいいかな、
オイルが、手前が無いのでね、
結構、
手前は行かさないといけなかったんです、行かした中間にはオイルの壁を感じるんですよ。
でもその先が、
こう若干甘いんです。だから、
手前は行かす、途中はオイルに沿わす、奥はしっかり曲がれ!っていうこう自分の中のイメージね。
そういうことを、
しっかり次も次もって思っておかないといけないのに、一瞬こう違うことを考えただけで、スプリットが出るなぁって、
噛みしめた8フレでした。
これね、ほんとに難しいレーンなんですよ。
あの、決勝のレーンや、
ランクシーカーさんのライブ配信のレーン、ローゲーム打った人たくさんいると思うんですけど、私も、一番ローゲーム
169、だったと思うんですけど、
本当に、簡単に出るからローゲームが。
選手は、あらゆる知識と引き出しを
出して戦っているんですけど、なぜかというとやはり、
ボールを投げようと思う内側=左、 右利きなら内側に、オイルがないんです。
内ミスは全て左へ持ってかれる、流れていく、
で、でも右にオイルがあるんですよ。だから右にミスった時に、全部外へ抜けるという
中遅・外早なレーンなので、
私はその外早、といわれるところを、
左手に見えるように、外から行ったんですけれど、でも手前も奥も、不安定なので、
通常なら選ばないようなところなんです。
でも私にとって今の自分にここしかないと言う、
答えが出ていましたから、迷わないように投げましたね。
迷ってしまうと、手前がもう少し、着地が早いとか、
怖がって投げると、ボールのスピードが落ちるとか、またこの今狙っている7枚目に合わない投球が出てしまうので、
思い切って
前に振り切る。
ブン投げるって言葉おかしいですか、
行け!て、投げなくちゃいけなかったので、そういう風に心掛けました。
もうすでに
10フレの
1投目が来た時点で自分ではもうホッとしてて、ちょっともう、
感極まって来てたんですけど、
そろそろねー、
そろそろ来年40歳。
泣き崩れてしまってちゃんと投球できない終わり方は、
自分としては卒業したいなと、
最後の1投まで、今年最後の1投なんでこれが私トーナメントの。
ストライクで終わらせたい!っていう気持ちで
嬉しかったーーー!
石野さんも本当に4日間ですね、それ以前からもですけど、お世話になりました。
みんながまだまだ、次も見てるよーって、頑張ってって言ってくれるから、
そんなにみんな言ってくれると私頑張らないかんなって、本当に背中押していただいてます。このうららぼもね、
みんなが観てるよって言ってくださるの。自分のこうお話させてもらってることが、正しいのかどうかもわからずに、もう、
数撃って当たってみたいな。軽い考えでね、話させてもらってるにも関わらず、
みんなが待っていてくださっているとかですね、楽しい
って言ってくださるから、まだ次も頑張ろうって思います。
こうしてみなさまと一緒に
できるだけ長く良いゲーム、楽しい時間を過ごして行きたいと思います。
来年もいい年にしようね。
ありがとうございます。
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