現在のメジャーなボウリングメーカーにとって、単純にフックポテンシャルの高いボールを作ると言う事は、そう難しい事ではありません。しかし、実際の曲がり幅と言うのは『ボールの特性、コンディション、ボウラーのスタイル』がマッ チした時に生じるもので、ボールのフックポテンシャルと必ずしもイコールではありません。このボールの開発にあたり、今回エボナイト社の開発陣に課されたコンセプトは単純明快なものでした。それは、現代ボウリングのプレイスタイル、オイルコンディションに於いて、高いフックポテンシャルのみでは無く、ポケットへの高い入射角を出す為に曲がりの板目を出し易いボールでした。そこでラボの技術者たちが着目した、フックポテンシャルが高く最新設計の 「MOD-1” コアは、今回のプロジェクトにパーフェクトなマッチングのコアでした。初代チョイスより更にカバーをギアアップした “GSV-1 Solid」 を組み合わせても、ONE コアの持続性を強化した最新コアであるが故、多くのテストコンディショ ンで驚異的な「曲がり幅』をマークしました。その上、最終のカバーへの着色がボールモーションに影響を与えると考 えているエボナイト社は、着色テストで僅かなフックタイミングの調整やフッキングパワーの持続性など細かいトライを 重ねて完成に至りました。こうして完成された“パーフェクト チョイスは現在考えられる最大の曲がりを実現すると共に、曲がりの質も極めたボールとなっています。